AIにも「性格」がある?主要3モデルに同じ質問をして分かった特徴と文体の違い

ChatGPT、Gemini、Grokの3大AIに「ビジネス風」「友達風」「ジョーク」の質問を投げ、回答の文体や性格の違いを徹底比較。各AIの得意なトーンやSNSネタへの対応力など、個性の違いを解説します。

AIにも「性格」がある?主要3モデルに同じ質問をして分かった特徴と文体の違い

概要

AIによって、性格は異なるかどうかを確認するため、同じ質問を異なるAIに投げかけて回答の文章を比較してみました。

比較方法

今回は、主要な3つのAIに同じ質問を投げかけ、どのような返答をしてくるかを比較してみました。使用したAIとバージョンは以下のとおりです。

ChatGPT 5.0 mini

OpenAIが2022年11月に公開したGPT系列の大規模言語モデルを用いる対話型生成AIサービス。

Gemini 2.5 Flash

Googleが開発した生成型人工知能チャットボット。

Grok 3

xAIによって開発された、大規模言語モデル(LLM)に基づいた生成的人工知能チャットボット。

AIに投げかける質問は、以下のパターンに分けてそれぞれのAIに質問し、回答の傾向を確認します。

・ビジネス風

・友達風

・ジョーク (番外編)

上記2パターンを各2つずつ、合計6つの質問を各AIに投げ、回答内容を確認しました。各質問は以下のとおりです。

ビジネス風質問①

テレワークにおける長所と短所について、あなたの意見を聞かせてください。

ビジネス風質問②

最近のSNSのトレンドについて、教えて下さい。

友達風質問①

テレワークってどう思う?良いところと悪いところ両方教えて!

友達風質問②

最近SNSで流行ってるトレンドって何がある?教えて~

ジョーク質問①

エッホエッホ 疲れててもお風呂はいらないとダメだよって伝えなきゃ エッホエッホ(元ネタ:X(旧Twitter)でバズったメンフクロウの赤ちゃんのツイート)

ジョーク質問②

親方!空からマッチョが!!(元ネタ:天空の城ラピュタのパズーのセリフ)

ビジネス風質問、友達風質問は、AIの回答の内容は変えずに、こちらが送る文体を変えることで、AIがどんな文章で返してくるかを確認しました。また、番外編として、SNSで流行ったことのあるネタ文を送った場合、各AIがどのような回答を返してくるかを確認してみました。

ChatGPT

かしこまった言い方で質問したビジネス風質問では、ChatGPTはこちらと同じようにかしこまった言い方の回答を返しました。

テレワークの長所と短所についての質問に対し、長所に通勤時間の削減や柔軟な働き方を挙げた、箇条書きの回答画面

・・・中略・・・

最近のSNSトレンドについての質問に対し、注目トレンドや国内外の利用状況などのデータを掲載した、詳細な回答画面

少し言い方をカジュアルにした友達風質問では、「!」を使うなど、ビジネス風質問と比較して少し親しみやすい言い方になりました。

ただし、全ての友達風質問に対し比較的親しみやすい文章での回答があるわけではなく、以下に添付した友達風質問②に対する回答は、ビジネス風質問に対する回答と似たものになっています。

余談ですが、ChatGPT 5.0は、4.0と比較して親しみやすい文の生成頻度が減ったという意見があります。気になる方は、バージョンごとの回答内容を比較してみると面白いかもしれません。

テレワークの良いところと悪いところについての質問に対し、良いところに通勤時間の削減などを挙げた、箇条書きの回答画面

・・・中略・・・

最近のSNSトレンドについての質問に対し、2025年注目のプラットフォームなどを画像付きで紹介した、詳細な回答画面

ジョーク風質問では、「!」のほか、絵文字も使用し、さらに親しみやすい文章で回答がされました。ただし、ChatGPTはSNS(特にTwitter)のネタは把握していないようで、ジョーク風質問どちらにも、ネタに対する回答ではなく、文章に対する回答が得られました。

疲れていてもお風呂に入ることの大切さを伝える言い方の質問に対し、語尾にエッホエッホを付けた表現を提案した回答画面「親方!空からマッチョが!!」という呼びかけに対し、「落ちてくる筋肉」などのワードを交えて状況を尋ねる回答画面

Gemini

Geminiの回答については、ChatGPTと大差なく、真面目な回答を返しているという印象を受けました。

テレワークの長所と短所についての質問に対し、文章を用いて多角的なメリット・デメリットを整理した、丁寧な回答画面最近のSNSトレンドについての質問に対し、ショート動画の人気やAIの活用など5つのポイントに分類して解説した回答画面

友達風質問については、GeminiはChatGPTと同じように、ビジネス風質問と比較して少し親しみやすい言い方をしているように感じました。

ChatGPTはまず最初の文章に「!」を使用して最初に親しみやすい印象を与えているのに対し、Geminiは文末に「!」を使用することで、最後に親しみやすい印象を与えていることがわかります。

また、Geminiの最初の文章は、「~ですね。」など、落ち着いた口語の言い方になっており、最初の文章から与えられる印象の差で言うと、ChatGPTが明るく溌剌とした印象に対し、Geminiは落ち着いた優しい印象、というように感じられました。

ジョーク質問に関しては、ChatGPTと同様、GeminiもSNS(特にTwitter)のネタは把握していないようで、ネタに対しての回答ではなく、文章に対しての回答が得られました。

こちらの回答に対しても、「!」や絵文字の使用はなく、落ち着いた印象を受けます。文章がおかしいので言い方を変えろということを、かなりオブラートに包んで回答しているようです。

ジョーク風質問②では、特に指定はしていなかったのですが、画像が生成されました。Geminiでは、適当な文章を送ると自動で画像生成がされる機能があるようです。これくらいガタイのいい人であれば、パズーが受け止めなくとも自力で着地出来そうな気がします。

Grok

ビジネス風質問に対しては、最初の方は前述のChatGPT、Geminiと変わらず、かしこまった言い方で回答しています。

しかし、文末では、「~したい?」や、「!」を使うなど、親しみやすい言い方になり、こちらと仲良くなろうとしているような印象を受けます。これを踏まえると、前述の2つのAIよりも親しみやすいと言えるのではないでしょうか?

・・・中略・・・

友達風質問①では、ビジネス風質問と同じような回答が得られましたが、友達風質問②では、かなり違う結果が得られました。

文章がより口語に近い形になり、敬語がなくなって友達に語りかけるような口調になっている事がわかります。

また、ジョーク風質問をする前ですが、すでに「エッホエッホ」のネタを把握して記述してくれました。やはり、SNSを基にしたAIのため、SNSの話題を出すと、嬉しく感じるのでしょうか?

・・・中略・・・

ジョーク風質問に対しては、「エッホエッホ」のネタは把握しているようでしたが、「天空の城ラピュタ」のネタは把握していないようでした。

「エッホエッホ」のネタは一定期間話題になったのに対し、「天空の城ラピュタ」のネタは金曜ロードショー放映時などの一時的な期間や突発的なツイートが多い傾向にあるので、Grokは知らなかったのかもしれません。

さいごに

各質問に対する回答から、AIにもそれぞれ異なる性格がある、ということがわかりました。皆さんは、この性格比較を見て、どのAIに質問してみたいと思いましたか?

今回紹介したもの以外にも、生成AIはたくさんあります。自分に合った回答をしてくれるAIを探したり、自分の好きなように回答してくれるよう、AIにプロンプトを与えてカスタマイズすることも可能です。

是非、様々な面からAIを見て、自分に合うものを見つけてみてください。

MEMBER / ライター
さめねずみ
さめねずみエンジニア / アヴァント株式会社

2025年アヴァント株式会社に新卒入社。AIポータル編集メンバーとして、記事作成を担当。情報系学部卒としての視点を活かし、エンジニアにもそうでない方にも楽しんでもらえるような記事作成に努めます。

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